【講演事業】「プロとなるなら一流となれ」元ポケモンプロデューサー 川口孝司から未来のゲームクリエイターへのメッセージ

「勉強ができないからといって頭が悪いというのは間違いです。勉強ができないのは、勉強が下手で、得意ではないだけなんですね。ゲームやアニメのことを考え、形にすることが得意であればこの仕事をする上で問題はありませんよ。」

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去る5/25土曜日、株式会社BEP顧問の川口孝司がヒューマンアカデミー東京校にて講演会を実施いたしました。川口孝司は2000年まで任天堂(株式会社ポケモンへ一時出向)へ勤務し、企画部長・株式会社ポケモン取締役を歴任。ポケットモンスター赤・緑を立ち上げた際のプロデューサーの1人で、他にもTVアニメ星のカービィのプロデューサーやMOTHER(初代)のゲーム開発に深く関わりました。

今回は昨年8月に福岡からスタートし、東京・横浜・仙台とまわった5回目。休日にもかかわらず集まったゲームクリエイターとなることを目指す学生約50名を前にゲームクリエイターとなる心得について熱弁しました。

「プロになるなら1流になってください」

プロになるなら一定の努力をすればなれる。でもせっかく努力してプロになるのであれば、1流にならないと意味は無い。一流となるためには3つの要素が必要。1つは歴史・文化を学ぶこと。1つは好奇心を持つこと。1つは人脈を築くこと。と川口は説きます。その中でも最初の一つ、「ゲーム業界の歴史と文化」について、川口がこれまで接してきた任天堂を始めとする数々の有名なクリエイター達のエピソードや実際の出来事を交えて語りました。その中の発言の一部を以下抜粋します。

「ゲームビジネス業界・エンターテインメント業界は基本的に一強皆弱。歴史は繰り返すと言います。歴史をしっかりと学べば、未来をなんとなく予測することができます。今みなさんが遊んでいる3DSやPS VITA、スマホのパズドラやLINE POP、グリーもモバゲーも繰り返される歴史の流れの出来事です。」

「サブカルチャーとはその名の通り『サブ』の『カルチャー』。全て根源はメインカルチャーの中にあり、メインカルチャーから派生してできるものです。サブカルチャーの本質を知るためには『メイン』となっている『カルチャー』を学ばなければいけない。」

「3DCGのポリゴンの動きは人形浄瑠璃と同じなんです。かつて一緒に仕事をした高名なアニメ監督はスタッフ全員を竹橋の国立劇場に連れて行って、その動きを実感させました。」

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講演の冒頭にかならず川口は言います。「きょうの私の講演で何かが劇的に変わるなんてことはありえない。でも今日の話が、きょうわざわざ聞きに来てくださったみなさんが、ある時何かの拍子に思い出して、自分のプラスになってくれたら冥利に尽きます。」

今後川口もこのブログで思うことを書いていきます。乞うご期待ください。